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おいしいもの、正しいこと、人間としての質

月曜から4日間、サンマリノ共和国へ行ってきた。

某女性雑誌の取材だったのだが、コーディネーター兼

通訳の人が急病になったということで、

急遽、私が呼ばれたのだ。

急に呼ばれてほいほい出かけられるということは、

暇、みたいでかっこ悪いのだが、

実際暇だったのだからしかたない。いや、実をいうと

暇だったんじゃなくて、ものすごく忙しい仕事がある

予定で、そのために家に缶詰になっていたのだ。

世界的な食の大イヴェントを先週トリノで開催した

SF協会から、イヴェント開催中、プレスレリース(取材陣に配るための

資料)やニュースを随時各国後に訳して配信したい、

ついては日本語の翻訳者としてあなたにお願いしたいので、

家でスタンバイしていて欲しいという依頼があったのは

もう、ずいぶん前のこと。

SF協会はノー・プロフィットなので、

翻訳料は鬼のように安いんだけど、

昔からの付き合いもあるので了解した。

とにかく、イベント開催中は「雨のように」

どんどん訳す文書を送るから、お願いね、と

担当者は力を込めて言っていた。

ところがふたを開けてみると、

なんにもこない。

人を5日間拘束しておいて何事じゃ!

と腹を立てているところへ、

例の、サンマリノ共和国への取材の話が舞い込んだ。

それで、ドンピシャリと行くことができたのだ。

ちなみに、私は礼儀正しく「体を空けておけということでしたが、

何もこないので出かけます」と連絡を入れた。

それはイベント最終日の、イベント終了間近の午後5時のことだから

体を空けておく約束は、ほとんど守ったといっていいと思う。

夕べ、サンマリノから帰ってきたのだが、

出発して以来、SF協会担当者からは何の連絡も入っていない。

無意味に拘束してごめんね、という一言さえも。

っていうか、その一言だけでいいのに。

おいしくて、きれいで(農薬などに汚染されていない)、

そして正しい(生産者を搾取しない)食べ物を!!

という協会の素晴らしいスローガンは、その下で働く

あまり質のよくない人々のせいで、

むなしく、嘘っぽく響く。

では、気を取り直して、

楽しいサンマリノ共和国の話は、

また近日中に。

Img_3518

写真はサンマリノで食べた

ピアディーナ。スクワックローナという

クリーミーなチーズをたっぷりのせて。

うんまかった〜。

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