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アニサキスのおもしろい話

onochinがアニサキスの話題に反応してくれたので、
前に聞いた面白い話を一つ。

アニサキスはサーモンだけでなく、
カツオにもいるし、サバにもいるし、アンチョビにもいる。
ちょっと前にイタリアで、アンチョビを生で食べた人が
この寄生虫で大変な目に遭ってニュースになったことがあった。
これは魚を生で食べたせいである、
ことほど生食は危険である!と
以後、寿司レストランは
魚をすべて一度冷凍したのち、
解凍して供すべし、という法律ができてしまった。

つまり冷凍したり、加熱すればアニサキスは
お亡くなりになるわけだけど、
そこまでするなら寿司を無理して食べてくれなくていいのよ、
他国の食文化をなんだと思ってるんじゃい!と
私は殴りこみに行きたいところを(どこへ?)
ぐっと我慢した。

さて、このアニサキスについて、
去年トリノでお目にかかった、有名日本食の某シェフが
面白い話をしてくださった。
アニサキスは青魚系に多い寄生虫だが、
これがまた、酢でも塩でも醤油でも死なない、
つまりシメサバにしたって、
危険はなくならないそうだ。
では、防御法はというと、「よく噛むこと」だって。

生きたまま内臓に入っていくと、
内臓を食い破ったりしてものすごく痛いし、
腹壁を破ったりしたら時には命にかかわる危険もあるそうだ。
だけどよく噛む、つまり酢や塩で死なない
その寄生虫くんを噛み殺してしまえば、心配ないというわけ。

「僕とね、僕の祖母は二人揃って
シメサバが大好きなんですが、
ハヤ食いの僕は何度かやられましたね。
痛かったな~。
一方、ゆっくりゆっくり
よく噛んで食べる祖母は一度もやられない。
噛み殺しているんですよね」
と笑っていた。

うーん、複雑。
こんなときイタリア人なら、
「Un po' di carne in piu'」
肉がもうちょっと増えたね、なーんて言って笑う。

このシェフの話には続きがあって、
彼の知人のある有名寿司店の大将が、
何でならアニサキスを殺すことができるのか、
いろいろ試してみたそうだ。
酢、塩、しょうゆはだめ、ショウガ、
本わさびなど、寿司屋で使うあらゆるもので
試してみたがだめ。ところが
あるものが一つだけヒットしたそうだ。

いったいなんでしょう? と
シェフはニヤニヤ笑って私を焦らして楽しんだ。

だから私も楽しんじゃおう。
なんだと思いますか?

正解者の中から抽選で一名様に
イタリアから年賀状をお送りします。

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コメント

「蓼」ってのは、どう?
蓼食う虫も好き好きってくらいで、ものすごい殺菌効果があると聞いたけど。

投稿: onochin | 2011年12月15日 (木) 16時16分

あー! 残念!! 蓼じゃない! (でも蓼にそんなに殺菌作用があるとは、知らんかった) 蓼は一般的なすし屋じゃ使わないんじゃない? 蓼といえばアユだけど、アユは寿司ネタじゃないもんね?

投稿: madamin | 2011年12月15日 (木) 17時59分

4年前の記事にレスしてしまいます。
答えは「お酒」。

いかがでしょう?

投稿: juju | 2015年11月16日 (月) 15時20分

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